"置換" モード

このモードは、ファイル名の文字を置換するモードです。

"置換" モードの実行例

上のボックスに置換前の文字を入れ、下のボックスに置換後の文字を入れます。

さんちゃん に置換 とすると、
父さん.bmp →  父ちゃん.bmp
サンタさん.bmp →  サンタちゃん.bmp
きれいなお姉さん.bmp →  きれいなお姉ちゃん.bmp
のようになります。

最初の を選択すると、最初に見つかった1つだけが置換の対象になります。
最後の を選択すると、最後に見つかった1つだけが置換の対象になります。

A/a区別 にチェックを入れると、"abc""def"へ置換としたときに
ABC_abc.txt →  ABC_def.txt
のように、大文字小文字が一致した文字列のみ置換します。
拡張子も にチェックを入れると、"b""p"へ置換としたときに
big.bmp →  pig.pmp
のように、拡張子までが置換の対象となります。
置換後の文字には、一部以下のような特殊文字が使用できます。
文字解釈
\f変更前ファイルがあるフォルダ名
\sファイルサイズ
\:ファイルサイズ(\sと同じ)
\e変更前ファイルの拡張子
\u0000〜\uffffUnicode文字 詳しくは Unicodeの扱い を参照
正規表現

チェックを入れると、Perl5互換の正規表現に従ってファイル名を変更します。

ここでは正規表現の解説はしませんので、正規表現について知りたい方は専用の本や他のサイトなどを参考にしてください。

正規表現は、BREGEXP.DLL を使用しています。
正規表現 DLL について

正規表現のメタ文字のうち \a,\c,\t,\n,\r は解釈されないよう抑制しています。
また、一般に\f は 改ページ、\sは 空白文字にマッチ という意味ですが、このソフトウェアでは上記のように解釈します。

メタ文字の抑制と\f、\s、\:、\eのエスケープ後、
"s/置換前の文字列/置換後のパターン/gk" (または /k, /gki, /gi)
で処理されます。

正規表現を使用する場合、最後の は選べません。

複数置換

置換前の文字と置換後の文字に、"/"(スラッシュ記号)を使うことで、複数の置換が1回でできます。

例1: "あいう/a/bc""かきく/D/EF" に置換 とすると
あいう_abc01 → かきく_DEF01
あaaa → あDDD
のようになります。

例2: "a/b/c/d""b/c/d/e" に置換 とすると
abcd → eeee
のようになります。
(複数置換は、/ で区切られた先頭から順番に実行されます。1つ目(a→b)で置換して bbcd となり、
この結果が使用され、2つ目(b→c)の置換で cccd となります。)

"/"(スラッシュ)の代わりに"|"(パイプ)を使うことはできません。
複数の正規表現の置換を"/"で区切って並べることも可能です。
スラッシュの数は、置換前の文字と置換後の文字で合わせる必要があります。
置換前の文字、置換後の文字で、それぞれ最大7個の / を使うことができます。

Unicode対応の正規表現

Unicode対応の正規表現を利用するには、別途追加のDLLが必要になります。
追加のDLLが無い状態で正規表現のチェックを入れてリネームした時に、S-JISに無い Unicode文字が見つかると検知してエラーを表示します。

追加DLLは、K.Takata氏のサイトにて BREGONIG.DLL を入手してください。

入手方法
1) google等で、"bregonig.dll"を検索
2) K.Takata氏のサイトにて、DLLファイル(Unicode対応版 または UTF-8対応版)をダウンロード ANSI/S-JIS版はNG
3) bregonig.dll のみを allrename.exe のあるフォルダと同じフォルダに移動
  bregonig.dll以外のファイルは特に必要ありません。

(注)
DLLに添付しているドキュメントには bregonig.dll の名前を bregexp.dll に変更するように記述がありますが、 お〜瑠璃ね〜むで使用する場合はリネームしないでください。bregoing.dllのファイル名で利用します。

正規表現 DLL について