起動とビルドと実行
では、VisualC++を起動しましょう。
起動のさせ方は、win32template.dsw のファイルをダブルクリックします。
.dsp ファイルや、.cファイルの関連付けで VisualC++ を起動させてはいけません。
あくまでも、.dsw=ワークスペースファイルです。こいつを起動することで、
リンクの設定などが前回と同じになり、リンクの設定等をする必要がなくなります。
さらに、前回終了したときに開いていたファイルやウィンドウの位置、何行スクロールしていたか
なんてのもきちんとそっくり前回のまま再現して起動してくれます。
(余談:ここまで「再現」してくれるっていうのが結構いい。プログラムを作っていると、
ついついバグ取りを後回しにしていてそのまま忘れて終了してしまうこともあったりするが、
ここまで保存されていると、次に起動したときに何故かふと思い出させてくれることが多い。
これはちょうど、ベッドに入ったとたん忘れていたはずの前日見た夢が、
おぼろげながら思い出されるのと似ている。だけど、詰めが甘いよMicrosoft、
VisualC++が強制終了すると、そういった情報が全部消えるので、こまめにセーブするしかない。
ついでに言っておこう。これは是非初心者には知っていて欲しい。
大きなバグも見つからずきちんと動作が確認できたら、フォルダごとバックアップしておこう。
大きくて取れないバグは突然やってくるものだから・・・経験者は語る)
開きましたか?
「VisualC++は開いたけど何も表示されないぞ。」、と言う方、
大丈夫です。前回、「どのソースファイルも開いていない」状態で終了してあるので、
それが再現されているだけですから。
では、user.cファイルを開いてみましょう。メニューバーから、[ファイル]-[開く]
としてもいいですし、ドラッグ&ドロップでもいいです。
次に、ビルドをします。
ビルドは、コンパイル+リンク+α とでも思って下さい。(実は良く知らない ?(o_o)? )
「え? まだプログラムを1文字も書いてないよ。」 と思うでしょうが、
すでにコンパイルできる状態にあります。ビルドをやってしまいましょう。
メニューバーから、[ビルド]-[ビルド] を選ぶか、ツールバーのビルドボタンを押して下さい。
エラー 0、警告 0 と出るはずです。(出なかったらどうしよう・・・(怖))
そして間髪入れず実行!
メニューバーから、[ビルド]-[実行] を選ぶか、ツールバーの実行ボタンを押して下さい。
以下のようなウィンドウが出てきましたね。そう、これが実行画面です。
どうですか? さて、これを見てあなたの感想はどれですか。
1.「げげっ、しょぼ〜〜〜〜。期待して損した。」
2.「やっぱりな、しょぼ〜〜〜〜。はじめから期待してなかったよ。」
3.「へ〜。思っていたような感じだな。」
4.「あれっ。思っていたのとは違うけど、いい感じだな。」
5.「すげ〜。こんなのが自分で作れんのかよ!」
5.はないにしても、1.が多いのかな。(T_T)
2.と答えた人、、、無理してこのページをみなくていいですよ・・・。(TmT#)
適当にいじってみて下さい。それぞれのボタンが何をするのか、メニューバーをいじったり、
ファイルをこのウィンドウにドラッグ&ドロップしてみて下さい。
「これだけのことしかできないの?」
いいえ、それはサンプルなので、それだけの機能しかないですが、プログラム次第では、
市販のアプリケーション以上のことができるようにもなるかもしれません。(ほんとか?)
次は、ソースを見てみましょう。