プロジェクトの作成と設定
ここは、VisualC++6.0 より前のバージョンの人のためにあるので、VisualC++6.0をお使いの方は、
読み飛ばして次へ進んでも構いません。
まず、せっかくダウンロードしたのですが、
その中の2つのファイル「win32template.dsp, win32template.dsw」を捨てて下さい。これは、VisualC++6.0用の
ファイルなので、VisualC++4.0なら4.0用の、VisualC++5.0なら5.0用のプロジェクトファイルを作成します。
(余談:何故VisualCのバージョンごとにファイルのフォーマットが違うのかは、
Microsoftのみが知っている・・・。わはははは!(黄金バット調・・って古すぎ!))
2つのプロジェクトファイルを捨てたら、VisualC++を起動して下さい。
もし、Microsoftお得意の邪魔なウィザードが出たら閉じてしまいましょう。メニューバーから[ファイル]-[新規作成]
を選んで下さい。プロジェクトタブを選択すると、以下のような画面になると思います。
(注意:画像は全てVisualC++6.0のものですが、他のバージョンとあまり変わらないと思います。)
以下の手順で作成します。
(1) Win32 Application を選択します。(1つ下のWin32 Console Applicationと間違わないように。)
(2) win32templateフォルダの1つ上のフォルダを絶対パスで入力します。 (※)
(3) win32templateと入力します。 (※)
(※) (2)と(3)はややこしいので、例を挙げて説明します。
例えば main.c などのファイルが
C:\win32projects\win32template\
のフォルダ内にあったら、
(2)の箇所に「C:\win32projects\」と入力し、その後に
(3)の箇所に「win32template」と入力します。
すると、(2)の箇所が勝手に「C:\win32projects\win32template」に書き変わりますが、
そのままにしていて下さい。変わらなければ、自分で入力してください。
入力したらOKボタンを押します。すると、
win32template のフォルダに自動的にいろんなファイルが出来ます。
次に、リンクの設定をします。ステータスバーや、ちょっとしたコントロールを使うのに欠かせない設定です。
メニューバーから[プロジェクト]-[設定]を選んで下さい。以下のようなウィンドウがでてくると思います。
以下の手順で作成します。
(1) リンク タブを選択します。
(2) 「全ての構成」を選択します。
(3) comctl32.lib を追加します。(comctrl32.lib ではないので注意!)
入力したらOKボタンを押します。
次に、コンパイルするファイルを選択します。
メニューバーから[プロジェクト]-[プロジェクトへ追加]-[ファイル]を選んで下さい。
以下のようなコモンダイアログが出るので、「main.c, main.h, resource.h, Script1.rc」
の4つのファイルを選んでOKを押して下さい。
最後に、releaseモードにします。
出来上がるexeファイルに、デバッグ情報(別名いらない情報)が入らなくなり、
ファイルサイズが小さくなります。プログラムを配布する場合、絶対にreleaseモードにすることを覚えておいてください。
こうするとデバッガという機能が使えなくなりますが、はじめのうちは使わないで問題ないでしょう。
メニューバーから[ビルド]-[アクティブな構成の設定]を選んで下さい。
Release の方を選んで、OKを押して下さい。
お疲れさまでした。設定を終えたらOKを押して、一旦VisualC++を終了させて下さい。
「なぜ?」 と思われるかもしれませんが、その訳は、VisualC++6.0 所有者は
このページを読んでいないためにまだVisualC++6.0 を起動させてすらいないので、
つじつまを合わせるためという意味合いもありますが、もう一つ、
次で起動の仕方を説明するためということもあります。
なので、終了させちゃって下さい。
次は、起動とビルドと実行です。プログラムを1文字も書かずに実行してしまいます。(無茶な・・・)