"CSV" モード

このモードは、CSVファイルから読み込み、リストに追加するモードです。

"CSV" モードの実行例

CSVファイル(カンマで区切られたテキストファイル)を用意します。
(CSVファイルは、テキストエディタがあれば簡単に生成できます。)

以下のボタンを押します。

"ファイルを開く"のダイアログが出るので、CSVファイルを選択します。

次に、CSVファイルの書式によって、大きく2つに分かれます。

1.変更後ファイル名がすでに指定されている場合

そのまま変更確認、実行をします。
他のモードに変更すると、リストの"変更後"が消えてしまいます。

2.変更後ファイル名がCSVファイルで指定されていない場合

他のモードを選択し、変更後のファイル名を指定します。

CSVファイルの書式は、14種類に対応しています。
読み込むファイルは、このうちどれかの書式になるようにしてください。
書式の詳細は、以下を参照してください。

CSVの書式

リストに読み込むための、CSVファイルの書式を以下に表示します。
以下のように、14種類の書式に対応しています。

書式は大きく2つに分かれます。
変更後ファイル名を指定する場合と、指定しない場合です。

変更後ファイル名を指定する(4種類×2)

例)D:\data\a.txt(変更前)D:\data\b.txt(変更後) を読み込み

1."a.txt","b.txt","D:\data\"
2."D:\data\a.txt","D:\data\b.txt"
3."D:\data\a.txt","D:\data\b.txt","<NORMAL>"
4."D:\data\a.txt","b.txt"
5.a.txt,b.txt,D:\data\
6.D:\data\a.txt,D:\data\b.txt
7.D:\data\a.txt,D:\data\b.txt,<NORMAL>
8.D:\data\a.txt,b.txt

基本は1〜4になります。
5〜8は、1〜4からダブルクォーテーション "" を取り除いたものです。

変更後ファイル名を指定しない(3種類×2)

 例)D:\data\a.txt(変更前) を読み込み

9. "a.txt","","D:\data\"
10."a.txt","D:\data\"
11."D:\data\a.txt"
12.a.txt,,D:\data\
13.a.txt,D:\data\
14.D:\data\a.txt

こちらも、基本は9〜11になります。
12〜14は、9〜11からダブルクォーテーション "" を取り除いたものです。

注意点

読み込むCSVファイルに変更後のファイル名が書かれている場合、普通のファイル名変更 (同一フォルダ内でのファイル名変更)のみ読み込めます。 変更前と変更後で異なるフォルダの場合(リネーム+ファイル移動となる場合)は読み込めません。

 悪い例 : "C:\場所1\abc.txt","C:\場所2\def.txt"
 (絶対パスが違う(同じフォルダにない)ために読み込めない)

ファイル名に半角カンマ","が含まれていると、5〜8、12〜14 のとき区切り文字と判断されるため正常動作しません。
CSVファイルの読み込み中に、上のどの書式にも該当しない行があるとそれ以降は読み込みません。
また、間に空白行があってもダメです。
CSVファイルへの書きだし

3種類の形式でCSVファイルへ書き出すことができます。 ファイル名を外部のソフトウェア(EXCEL等)で編集したい場合に役に立ちます。

・「リストの選択分」
リストのファイル名をクリックすると選択状態になります。
リストの中で選択状態のファイル名のみをCSVに書き出します。
TIPS:
(1) Ctrlキーを押しながらクリックすると複数選択できます。
(2) ファイル名を1つクリックし、Shiftキーを押しながら別のファイル名をクリックすると範囲選択できます。

・「リストの全て」
リストのファイル名の全てをCSVに書き出します。

・「直前の変更分」
変更UnDoの1つ目のファイル名をCSVに書き出します。
書き出したファイル名を編集してCSVモードを使えば、変更UnDo機能で元のファイル名・元の属性に戻す代わりに 別のファイル名・別の属性に変更するといった使い方ができます。

Unicode文字を含む場合の注意点

お〜瑠璃ね〜む ver4.0からはUnicode文字を扱えるようになりました。 ただし、互換性のために扱えるCSVファイルは ANSI形式(Unicode ではなく S-JIS)としています。 そのためUnicode文字はANSI形式の表現で保存されます。

S-JISの文字コードにないUnicode文字を扱う場合は、以下のリンクを参照
Unicodeについて