区切りについて
テキストデータの"区切り"と、その方法について紹介します。
※easyQRの「区切り」は、複数のQRコードで1つのデータを構成するタイプの"分割/連結用QRコード"とは異なります。
テキストデータの区切り
あまりにも長いテキストデータは、1つのQRコードに収まりきらないので、区切って複数のQRコードに分ける必要があります。
この区切り処理は自動的に行われます。
また、任意の位置で意図的に区切ることもできます。
テキストモードで、[区切り] ボタンを押すか、Ctrl+Enterキーを入力することで、
カーソルの位置に
"[split]"
の文字が1行分挿入され、その文字の前後で区切られます。
(注意:"[split]"の行に他の文字があると、ただの文字という扱いとなり区切りは無効になります)
区切られた複数のQRコードは、それぞれ独立したQRコードとなります。
区切りの文字数
1つのQRコードに収まる文字数は、2つの設定(
誤り訂正レベル、作成するQRコードのバージョンの範囲)
を変更することで変わってきます。
また、同じ種類の文字が連続している場合の方が、連続していないものよりもたくさんの文字を収めることが出来ます。
誤り訂正レベルを高くすると読みとりやすくなりますが、
1つのQRコードに含められる文字数が減ります。逆に誤り訂正レベルを低くすると機器によっては
読みとりにくくなるかもしれませんが、1つのQRコードに含められる文字数が多くなります。
例1)QRコード
2型 S-JIS の場合、
誤り訂正レベル | 文字 | バイト数(文字数) | 読みとりやすさ |
L (7%) | "むかしむかし、あるところにおじいさんとお" | 38バイト(19文字) | ↑読みとりにくい |
M (15%) | "むかしむかし、あるところにおじい" | 30バイト(15文字) | | |
Q (25%) | "むかしむかし、あるところ" | 24バイト(12文字) | | |
H (30%) | "むかしむかし、あ" | 16バイト(8文字) | ↓読みとりやすい |
例2)誤り訂正レベル
"M" 2型 S-JIS の場合、
パターン | 文字 | バイト数(文字数) |
英字連続+ひらがな連続 | "abcdefghijあいうえおかきくけ" | 28バイト(19文字) |
英字とひらがなが交互 | "aあbいdうeえe" | 13バイト(9文字) |
上記は一例です。このバイト数(文字数)が含められることを保証しているわけではありません。
上限文字数の仕様に関しては、株式会社デンソーウェーブのWebページなどをご覧ください。