"位置編集" モード

このモードは、元々のファイル名に対して編集(文字の挿入と削除)して、 その変更をリストの全てのファイル名に適用するモードです。
以下のような場合に、このモードを用います。

・ファイル名の前から3文字目を他の文字に置き換えたい。
・ファイル名の前から4つ目の文字だけを消したい。
など

前から何文字目にある文字を消す、または 前から何文字目へ文字を追加する、 ということが分かっている場合に有効です。
後ろから1文字目に文字を追加するといった操作はできません。

"位置編集" モードの実行例

ファイル名を以下のように変えたいとします。(下の例は、前から4文字目を [ に置き換え、 7文字目に ] を挿入)

abc_24.txt   →   abc[24].txt
def_31.txt   →   def[31].txt
いろは_45.txt   →   いろは[45].txt

まず、リストにある中で最も長いファイル名がボックスに表示されます。
この文字を必要最小限の操作で編集します。全部消して書き直してはいけません。
abc_24.txt
   ↓
abc[24].txt

これにより、リスト内の全てのファイル名に同じ編集が適用されます。

なお、全角文字(2バイト文字)も 1文字として扱われます。

編集モードの問題点(仕様)

このモードでは、文字を入力・削除したときの変化の様子を比較することにより、 どこが変更されたかを判断しています。
しかし、以下の仕様がありますのでご注意下さい。

(例1)
abc.txtaabc.txt
上の場合、お〜瑠璃ね〜むは 1文字目に "a" が挿入されたと認識します。 よって、2文字目に "a" を挿入したとすれば、望まない結果となります。
(先頭に0を追加して数字の桁を増やすケースが多いと考え、ver4.9から挙動を変えています。)

(例2)
bb.bmpbb.bmp
上の場合、お〜瑠璃ね〜むは先頭の "b" が削除されたと認識します。 よって、2文字目の "b" を削除したときは、望まない結果となります。

これらは、変更された文字が隣りあう文字と同じときに起きる現象です。

これを避けるには、

例1で2文字目に "a" を挿入する場合、
abc.txtaxbc.txtaxabc.txtaabc.txt

例2で2文字目の "b" を削除する場合、
bb.bmpbyb.bmpby.bmpb.bmp

のように間に全く違う文字を挟み込みながら編集すれば、曖昧さが排除されてこの問題を避けられます。