"8.3形式" モード

このモードは、ファイル名を8.3形式に変更するモードです。
8.3形式とは、MS-DOSやWindows3.1の時代に使われていたファイル名で、
【拡張子以外(1〜8文字)】.【拡張子(0〜3文字)
の形式で表現されるファイル名です。
S-JISの2バイト文字は、1つで2文字と数えます。

8.3形式の例:hello.txtabc.htmくもり.bmp
8.3形式ではない例:hello_goodbye.txtabc.html雨のちくもり.bmp

9文字以上(あるいは拡張子4文字以上)のファイル名を8.3形式にする場合、単純に8文字以内に切り詰めるのではなく、「6文字以下~[連番].3文字以下」 となります。

hello_goodbye.txt
 
HELLO_~1.TXT
abc.html
 
ABC~1.HTM
雨のちくもり.bmp
 
雨のち~1.BMP
"8.3形式" モードの実行例

Windowsファイルシステムに保存されている形式に従い、一部の半角の英字が自動的に大文字になります。
元から8.3形式のファイル名であれば大文字小文字はそのままで、 元が8.3形式ではないファイル名の場合の大文字・小文字の変換ルールは、選択ボックスで変更することができます。

Windows標準設定: 通常のパターンです。Windows標準の方法で8.3形式に変更します。
(変更例)
例1Longlongfilename.txtLONGLO~1.TXT (大文字に)
例2Short.txtShort.txt (大文字小文字はそのまま)

全て大文字: Windows標準の8.3形式から全てを大文字にします。
(変更例)
例3Longlongfilename.txtLONGLO~1.TXT
例4Short.txtSHORT.TXT

全て小文字: Windows標準の8.3形式から全てを小文字にします。
(変更例)
例5Longlongfilename.txtlonglo~1.txt
例6Short.txtshort.txt
"8.3形式" モードの動作と注意点

8.3形式のファイル名は、お〜瑠璃ね〜むが生成しているのではなく、
Windowsのファイルシステムとして内部で生成されている8.3形式のファイル名を呼び出しています。

Windowsでは、パフォーマンス向上のためのチューニングとして、この8.3形式のファイル名を保持しない設定が可能です。
その設定の状態で作成されたファイルについては、8.3形式モードは機能しません。